バンダ・アチェでの出来事

のんびりゆっくりな時間が流れるトバ湖を堪能して、次に向かったのはバンダ・アチェ。
今のところ前回のインドで起きた猿に噛まれるというハプニングはなく旅をすごしていますが、最後まで何があるか分かりません。気を引き締めつつも楽しんで。


ここバンダアチェは2004年12月26日に22万人以上の死者・行方不明者のあったスマトラ沖地震、大津波が起こったメインの場所。
かれこれ8年前になります。

何故ここに行きたかったかのはっきりとした明確な意図は特にないですが、ただ行きたかったそれだけです。
そして到着したのは3月11日。 

到着して荷物を乗っけていざアチェの街へ
a0226637_10403493.jpg


私が泊ったゲストハウス
津波で被害を受け、土台が残ったのでそのままリフォームしてあるおうち。
a0226637_13273461.jpg

お隣の建物はこんな感じ  むき出しです。
a0226637_10452664.jpg


インドネシアにきて印象に残ったのは猫。インドでは犬や牛や猿ばかり見たきがするけど。
こちらでは猫。  もちろん犬も沢山います。
宗教の違いもあるのでしょうか。
a0226637_10475055.jpg

a0226637_1331951.jpg



ゲストハウスの近くには、ドイツ人の協力で建てられたTUNAMI博物館があります。
中には津波で残ったヘリコプターの一部や街のbefore afterの様子の写真などが展示されています。

before
a0226637_13225814.jpg

after
a0226637_13232661.jpg


a0226637_10573844.jpg


日本の「平和」の文字
a0226637_1059269.jpg


スマトラ島に入ってから理由ははっきりとしませんが、常に何か重い。もしくは胸が圧迫されるようなフィーリングがずーっとありました。

そしてこのバンダアチェに来てからそのフィーリングがマックスに達しました。


街の食堂である運転手のお兄ちゃんと出会いました。 ダン君といいます。
色々話しをしていると津波の話になり、当時の状況を教えてくれました。

さらにダン君は6人家族のうち5人を津波で亡くして自分一人が残ったこと。その当時婚約していて相手は健在で津波後に結婚をして新しい家族を持ったことなどを話してくれました。

話の始終、彼の目の奥は悲しみでいっぱいでそのフィーリングが伝わってきて思わず涙がこみあげてきました。
きっと8年色々な事を乗り越えてはいるだろうけど、起きてしまった出来事はその悲しみは変わらずにある事実。
そういった感情と向き合い、付き合っていくとこは長い目で見ていく事が大事なのだなと思いました。

そしてダン君に街の名所となっている津波の色々な場所へ連れて行ってもらいました。
a0226637_13282317.jpg


バンダアチェの海岸
a0226637_11142288.jpg

ヘリコプターの残骸
a0226637_13345250.jpg

削れた病院
a0226637_11164956.jpg

a0226637_13362524.jpg

座礁した船
a0226637_1337366.jpg

家に乗り上げた船
a0226637_13372311.jpg

a0226637_1122897.jpg


行った中で当時の写真などを展示している場所がありました。

その中に津波によって服を引きはがされて亡骸となっている写真が多数展示されていて最初は直視していたけれど、すぐに気持ち悪くなり思わず吐き気をもようしてその場を立ち去りました。

それにしてもいわゆる観光客がまだまだ少ない場所なようで欧米諸国の外人さんにはあまり出会わなかった。


街の本屋さん
a0226637_11434072.jpg

街のとこやさん
a0226637_11455042.jpg

お土産屋さんで物色する観光客
a0226637_11462552.jpg

アチェ刺繍
a0226637_1342891.jpg


街のシンボル、イスラムのモスクです。インドネシアの中でもこのバンダアチェがイスラムの人達の聖地となっているようです。
a0226637_1343647.jpg


日本も神社やお寺が津波の被害を免れたように、ここアチェもモスクは無事でした。
ちゃーんと守られているのですね。

アチェにきて私なりに感じたもう一つは街全体のエネルギーが空っぽな状態にあること。ゼロな状態。
津波により人も沢山亡くなったと同時に建物も壊され最初でこそすぐには戦争が終わらなかったようだけど、少しずつ平和な暮らしに戻りつつあること。
a0226637_13393260.jpg

夜になって再びモスクを訪れてみました。
そのまま敷地に入ろうとして注意を受けました。そうです、女性は頭をかくさないといけないのですね。 
早速ストールで頭を隠してモスクへ。
a0226637_11372314.jpg

お寺の中を覗こうと、入ろうとしてまたまた注意を受ける私。
頭は隠していてもあきらかにイスラム教じゃない私。
信者以外は中に入る事お断りでした。 やはり無知でいることは怖いですね。でも無知だからこそ固定概念なくやれる場合もありますね。
a0226637_11414198.jpg

でもこのモスクを目の前にして私の胸の圧迫は最高潮に!
以前インドでハートのチャクラの寺院(正式名称忘れた)へお参りにいった時も胸がどんどん膨らんですごく満たされるようなそんな感覚になったけれど、その時とはまたちょっと違って胸がふくらむと同時にものすごい圧力を感じました。満たされているのにすごく苦しい!!!
そんな感覚。
それは宗教における戒律のせいなのか、津波が起こるまでつづいていた武力戦争をふくめた政治的抑圧なのか、単なる私のまだまだオープンでない部分がクローズアップされているのか。

それは定かではないけれど(全部かな)、こんなフィーリングは初めてでした。
そしてすごーく複雑な気分になりました。

あまりに苦しくて、咄嗟にしたことはYOGAのマントラを唱える事。
ガヤトリマントラとマハームリットゥンジャヤマントラ。
ひたすらこのマントラを唱え続けてました。

それでもその胸が圧迫されるフィーリングが圧倒的でマントラを唱える事でかろうじてを保つ事ができた感じでした。

(ここでマントラをご存じないかたへの注釈)
マントラとはインドのヴェーダやウパニシャッドの聖典で古くから伝わるものでエネルギーを音の組合せに変換させたものと考えられています。
「真言」とも言われ、「心の解放」という意味を持っています。


そして海に行った時は3.11の14:46分の日本の時間に合わせてただひたすらこのマントラを唱え続けていました。
a0226637_12432245.jpg


Om Trayambakam Yajamahe
Sugandhim Pusti Vardhanam
Urva Rukam lva Bhandhanat
Mrityor Muksiya Mamrtat


ダライラマが震災直後に10万回御経を唱えたそうですが、そんなふうにはいかないにしてもまずは自分と身の回りの人達が、さらにここスマトラの被害を受けた人達と日本で被害を受けた人たちの気持ちが少しでも穏やかに温かくなれるように祈ってみました。


このバンダアチェを訪れた事で、どんなに年数が経っても心の傷が癒えるのにはとても時間がかかること、日本も同様にまだまだこれから長期的に細く長く心のケアは必要なんだなと再認識させられました。

一見、普通の日常に戻りつつあるようにみえても、一人の人と接してフォーカスするとこうしてその感情が浮き彫りになります。
毎瞬毎瞬、今を生きる事に楽しく精一杯邁進しながらも、起こった出来事は忘れずに原点に振り返っていこうと思えました。

バンダアチェはPintu Ache (ピントゥ アチェ)とも呼ばれアチェのゲートとも呼ばれ昔からインドネシア界隈の貿易など入り口となっていた場所です。
ピントゥアチェのマークが空港でも、町でも見られます。
a0226637_13442454.jpg


日本に戻るのに再びマレーシアへのトランジット。今回3度目のマレーシア。。。。。乗り継ぎメインで使っていたけど案外一番滞在時間が長かったりして。。。。。

チャイナタウンの街角で偶然にもダンサーLATAちゃんに出会う。
すごい偶然でびっくり!

海外でこんな雑踏のなかで知り合いに会えるのは嬉しいですね。


最後までハプニングなく楽しく過ごせました。が、

飛行機で日本が初めてだというインド人のおじさんにお話ししたり暇すぎて刺し子していたのですが(はさみと針持ってたのに飛行機の中にスルーできてしまった!!忘れてた)、おじさんは刺し子の糸巻き手伝ってくれたりしてしまいには仕事賃100円ね~とかいわれながら、「You are funny girl!!」といわれる私。

インド人にfunnyと言われるのは2回目ですが、何か。。。。。
インド人にはかないませんよ~

インドの首都デリーでアンティークのお店を構えているそのおじさんと美女な妻。
a0226637_14132727.jpg

[PR]
by dechiffrer_pedro | 2012-04-05 13:17 | インドネシア・マレーシア | Comments(0)

every moment is special time
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31