2012年 12月 17日
森聞き
映画 「森聞き」
どんな内容かというとHPからの説明です。
『100人の高校生が、100人の森の名人を訪ねる試みがつづけられている。
この映画では、4人の高校生が、それぞれ日本各地の山村に暮らす老人たちを訪ねた。「森の名人」と呼ばれる人たちの人生と技を聞き書きするためだ。』
【温故知新】
ふとした瞬間ちょこちょこ考えていることです。
新しい物も好き、古いものもとても大切で受け継いでいくべきもの。
映画の中で老人の昔からの知恵とまだ社会に出ていない若い高校生達の素直な言葉の対比が印象的でした。
表現の言葉を選ぶのですが、若いけど感覚的にとても大人な子供たち。これはいわゆるクリスタルチルドレンと呼ばれるピュアな方達だな~と。
宮崎の焼き畑農家のおばあちゃんに「焼き畑のどこが好きですか?」と訪れた女の子は聞きます。
おばあちゃんは「好きっちゅうことはないけん。ばあちゃんたちの一生の仕事だから。山があるから、そして種を切らさんためにしていくとよ。好きでやっとるとじゃないですよ。生きていくために、すっと」
「みんなそうだからね。植物、動物は全部、生きていて、子孫残すために、ちゃんと世渡りを何十年でも、何百年でも、何千年でも、自然とね」
そんな当たり前のはずだったことを失いかけていたぎりぎりのところまで来ている私たち。
おりしも、映画の16日は選挙でした。
大きく大きく変化を目前にしてがっかりな結果でした。
私たちはどれだけマザーアース、つまり自分を痛めつけたら目覚めるのか。
今年の秋に祖母が亡くなりました。自分の命がもう長くないと感じていたのか夏に一緒に作ったナスの伸びた枝を切る作業を真夏の暑い(普段祖母は暑くて外の作業はしなかった)なか呼びだされて行いました。
もっと沢山色んな事聞けたのに、まだまだ自分も気づけてないこと沢山です。
少しでも野菜の事を教えてくれたおばあちゃんがやっていた事を今私が受け継いでいます。
もっとよい土壌づくりを。それは私たちの体を作っていく事と一緒でしっかりした土壌でできる野菜の味が違うように、私たちの体もしっかりと本物を見分けていけれるようにならないとTTPなどで色んなものが入ってきて自分が何を選べばいいか、の鼻効きが問われていくと思います。
本物のダイヤを見続けていれば偽物が分かる、ということと一緒です。
by dechiffrer_pedro
| 2012-12-17 20:14
| 日常